UGVの開発成果の発表・デモ走行を実施しました

ドローンのエンジニアを養成する「ドローンエンジニア養成塾」が主催する「ArduPilotデモフライトイベント」(2020年7月19日)にて、弊社高山が開発したUGV試作機「無人自動散水車両」の発表・デモ走行を実施しました。
※UGV:Unmanned Ground Vehicle、無人地上車両


前日からの雨予報にも関わらず当日は天気に恵まれ、記者の方々が見守る中、11名のエンジニア(塾長・塾講師・塾卒業生)が自身の開発したUAV(空中ドローン)・UGV(地上ドローン)・USV(水上ドローン)を発表しました。
弊社高山はドローンエンジニア養成塾コース1の講師を今年から担当しており、この日のためにUGVの製作に初挑戦し、「無人自動散水車両の試作の試作」というタイトルで発表とデモ走行(自動走行)をしました。

真夏の工事現場でよく見る散水車ですが、その自動化・無人化のヒントにならないかと、タミヤのRCカーをベースに弊社の研究開発の一環として試作したものです。
空中ドローンの製作で使っていた「Pixhawk mini」を搭載し、ファームウェアを「ArduRover」に書き換え、「MissionPlanner」にて自動走行ができるようにしました。
散水のための装置は完全DIYで、小型ポンプで水を汲み上げてチューブを伝って地面に散水できるよう工夫を重ねました。

こちらの動画は、雨天でデモができなかった場合に備えて準備したものです。
2分程度の動画ですので、是非ご覧ください。


ドローンの活躍する場は空だけにとどまらず、地上や水上、そして水中にまでも活躍の場を広げようとしています。弊社ではそれらを「無人移動体」と呼び、それらが目的に応じて使い分けられながら社会の中で活躍していく未来を「使命宣言文」の中で謳っています。

今後も自らが手を動かして試作機を製作することで、原理から理解しエンジニアの方々との交流を深め、発信しフィードバックを頂くことで市場のニーズに耳を傾け、無人移動体のプロフェッショナル育成のための研究開発活動を地道に一歩ずつ続けて参ります。

尚、当日の様子はメディアにも取り上げられております。
他の発表者の開発した機体についても書かれているので、大変勉強になります。
こちらも是非ご覧ください。

【DRONE.jp】
 https://www.drone.jp/news/20200722173036.html
【Drone Tribune】
 https://dronetribune.jp/articles/18084/
 https://dronetribune.jp/articles/18124/
 https://dronetribune.jp/articles/18204/
【ドローンジャーナル】
 https://drone-journal.impress.co.jp/docs/special/1183129.html